■東奥信用金庫が合併協議から離脱
今年11月をめどに県内3信用金庫との合併に合意していた東奥信用金庫(本店弘前市、山口耕造理事長)は21日、臨時総代会を開き、合併協議から離脱することを決めた。賛成14票、反対131票と圧倒的大差で反対を議決。合併によるスケールメリットではなく、地域性を生かした「地元の信金」の道を選択した。
総代交友会の佐川伸男会長は反対を議決した要因として@合併問題を「他人事」として傍観するのではなく、「自分ごと」として、自分に引きつけて考えてくれたA財務内容が盤石であり、しっかりしていた―と分析。「今後は『しこり』を残すことなく、『地域性』を大切にする『小さくても本物の信用金庫』を目指し、誠心誠意努力していきたい」と述べた。
会見で山口理事長は「津軽地域に唯一本店・本部のある東奥信用金庫をぜひ存続してほしいという熱い思いが、わたしたちの想像以上に強く寄せられた」として合併から離脱することを報告。「今後は役職員一丸となって津軽地域の経済発展に一層努力していく」と語った。
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